私たちカネカの家づくりは丈夫な木を育てることから始まります。厳冬・極寒の金山での杉の成長は非常にゆるやかで、年輪は1年1年実に密に積み重ねられ、強度ある杉へと成長します。自社山林より化粧構造材として伐採するのは樹齢100年を超えるもののみとしており、木の成長を促すため植林後10年間は下刈りを行い、植林後40年以降は約20年サイクルで計画的に伐採し、森に適切に光、風を入れます。乾燥のため夏季は葉枯らし、冬季は寒伐りをすることを定め、こうして育った杉こそが真の金山杉となるのです。
一般に「林業」とは、材木を得ることまでを言います。しかし、私たちの林業は、森林を守り育て、木材を製材し、家をつくり、さらには街の景観をつくるところまで幅広く網羅します。先代より、郷土の将来に光がさすことを願い植林を率先垂範してきた私たちカネカは、その意思を受け継ぎながら、森林の適正な維持管理と利活用を考え、実践し、森と人と街とがともに豊かになっていく未来を創造していきます。
カネカの木材は、自社山林の金山杉を伐採し、住宅に合わせて製材され、使用されます。どの市場を経由することもないダイレクトな流通経路のため、自由な材寸が可能であり、低コストで、トレーサビリティも明瞭です。流通品では決してできないコストと自由度がここにあります。
木の性質や性能そして使い方を知り尽くした設計と大工、そして職人の卓越した伝統技術により高品質の家づくりを実現しているカネカの建築。私たちはそれを【家づくり工房】というブランドで展開しています。
100年を超えて暮らすことを想定した我々の建築は時を経ることでより艶を増し、より豊かな表情になっていきます。シンプルで理にかなったデザインは時代を超え美しさをたたえます。ライフスタイルの変化に対応できる自由度の高い空間づくり、寒冷地でも快適に暮らせる住環境を実現します。
化粧材、構造材すべてに無垢材を使用しています。珪藻土の塗り壁には調質効果があります。健全な森から生まれた木の家、快適に気持ちよく暮らせる木の家、生命力と寛容な佇まいに溢れた木の家をつくり続けています。
我々の提案の特徴のひとつが、深い軒。夏には、酷暑の山形の強烈な陽射しを遮り、冬には、降りしきる猛烈な雪から外壁を美しく守ってくれます。建物と暮らしの健康のために、大きな役割を担っています。
自社山林の樹齢90年以上の金山杉を使用し「ちいさくつくっておおきくつかう」をコンセプトにしたデザイン性の高い提案住宅です。
セミオーダー形式となっており、5つの異なるサイズのプランから家族構成にあったサイズのベースプランを選んでいただき間仕切りや仕様変更に対応可能です。
内外部のデザインはもちろんのこと、あらわしの無垢材の美しさを表現した設計は永く愛していただける素敵なプランとなっております!
価格帯は2180万円~となっておりますが、ご予算に応じて仕様調整ご相談可能です。
※ 金額には設計監理費・外部配管・照明器具・衛生器具等含んでいます。