2022.03.25
歴史ある旅館のような、重厚感のあるたたずまいです。
建主さまこだわりの外壁は本漆喰となり、仕上がりを考慮し冬季を避け
春先の施工となりました。
内観もどこまでも素材にこだわり、玄関ホールには開放感を持たせつつリビングとの空間をあいまいに仕切るため格子と格子建具を設けています。
リビングでは表しにした梁で水平のラインを、建具や格子で縦のラインを意識し、直線の美しさを際立たせることを目指しました。
建物全体に施した漆喰壁は木の空間に程よく余白を生み出してくれ、さらに調湿や空気を綺麗に保つ効果があります。
同じく左官壁として知られる珪藻土と異なる点は粒子が細かく、より平らに仕上げることが出来上品な印象を与えられます。
上質な和の空間を求める際には是非選択肢に入れていただきたい素材です。
次回は2階のご紹介をさせていただきます!